れ子の音楽メモ+recommend

聴いている音楽、好きな物事を整理して言語化するためのブログ

2020年上半期楽曲10選~前編~

はじめまして、れ子と申します。

インターネットをやっています。

本当に初めての方は

https://twitter.com/kilariry

からリンク先のツイプロを見ていただけるとどんなオタクか理解るかと思います。

 

早速ですが

 

ということで触発されてやってみようと思います。

 

ではまず1曲めです。

 

鬼頭明里 「23時の春雷少女」

作詞作曲:田淵智也
編曲:やしきん/成田ハネダ

収録『STYLE』

STYLE

STYLE

music.apple.com

一体どれだけこの曲について言及されるのかとても楽しみなんですが、逆に斜に構えてしないのかな...?
でも斜に構えるのを許さないくらい圧倒的な楽曲です。

イントロは初見ベイビーレイズJAPANの言わずと知れた名曲である夜明け Brand New Days を彷彿とさせるイントロで始まり「⁉︎」と困惑しつつこの後どのように展開していくのかをこの時点で楽しみになりました。

曲が展開していくうちにこの曲はやはりベースとキーボードの音が素晴らしいと実感しますね。作曲がUNISON SQUARE GARDEN田淵智也さんで編曲がやしきんさんとパスピエ成田ハネダさんでそりゃ、もう...ねぇ、と言ったところです。
しかし、こう書いたもののやしきんさんの編曲と成田ハネダさんについては全く知識が無いです。調べて成田ハネダさんがパスピエでキーボードを担当されていることを知りました。(ゆるして)
パスピエは今後ちゃんと聴こうと思います。
やしきんさんは初めて名前を認識したのは水樹奈々さんのMETRO BAROQUEだったと思います。今久しぶりに聴いたらめちゃくちゃピアノが素晴らしいな...。

Aメロのベースが〜とか詳しく音楽的に言及できるほど知識は無いんですけど、ベースは全体を通して、キーボードは2:37の辺りからの「涙 これは涙」からの間奏が本当に好き過ぎる。

歌詞についてはストーリー展開が天才。supercell第2期(nagiさんがボーカルだった頃)の様な恋心の移ろう展開が秀逸です。
supercellとは違った物語的なストーリーの組み立てと言うよりは、どちらかと言うと時間の経過による春雷に例えた少女の心情の変化の組み立てがとても理系的に感じました。(伝われ)
1番終わりの歌詞「名前をつけよう 君が恋だった」、最後の締めの歌詞「証明は終わり これが恋だった」この着地の仕方だけでこの曲の歌詞に置いてはもはや文句とか付けられないだろ...。

 

 

完全にコレ。

 

余談、夜明けぶりのイントロに言及している人間が当初ほぼフォロワーかそのフォロワーだったのは流石というか面白かったですね。

 

 あと23時の春雷少女についてのブログはこの方たちのブログがとても良かったです。

sp.ch.nicovideo.jp

書いてて23時の春雷少女にこんなに使ってこの先書けるのか不安になってきた...。

 

2曲目。

Endorfin. 「Innocent Truth」

作詞作曲:sky_delta
ボーカル:藍月なくる

収録『Horizon Claire

同人音楽ユニットEndorfin.から。
春M3で頒布されてアルバム自体はサブスクにあるんですけどこの曲だけ無いんですよね。調べたらチュウニズムの収録曲だからそこら辺の関係なのでしょう。
あと発表されたのはおそらく2020年以前だと思うんですけどCD収録曲としてこの世に出たのが今年だからレギュレーション大丈夫ですよね??

さて楽曲についてですが、イントロから多くの動きを禁じ得ない。そこからの展開が終始つよすぎる。

イントロでバーンと叩き付けてAメロ少し大人しくなりサビへかけて盛り上げていく感じ最高です。
電子音メインの構成の曲だと思うんですけど常に気持ちの良い音が鳴り響き続けている!!!
アウトロもイントロと同じなんですけど颯爽と駆け抜けていく終わりでとても良いと思います。爽快です。

 

3曲目

Islet 「ときのこえ」

作詞作曲:Tazuneru
編曲:樂
ボーカル:Sanso Aoi

収録『CYANIDE』

 

前の曲は「爽快」という言葉で終わりましたが次の曲は「清涼感」です。
同人音楽サークルIsletの1st EP CYANIDEより。
「夏」というか「爽やかさ」やそう言った楽曲を作るアーティストはOrangestarさんやn-bunaさんが有名で個人的には代表格だと思っていますがIsletのこの曲もまた彼らに負けないものを放っています。
イントロがふわふわとした柔らかな音から始まりそこにギターが合わさって展開していく音がもういいんですけど、Sando Aoiさんのボーカルが入ってきた瞬間にこれはもう曲としてやられました。サビの伸びやかな高音、そして特にこの他の追随を許さない清涼感の溢れるボーカルは今まで色々な女性ボーカルを多少は聴いてきたんですけどこの人が1番だと思います(Twitterで何度も言ってる)
とにかく歌詞とボーカルの声と曲との組み合わせが化学反応を起こしてとんでもない爽やかさと清涼感を放っているのがこの楽曲です。
何でこんなに素晴らしいのに見つかっていないのか...
あとSando Aoi さんは今個人的に1番注目してるボーカリストでもっと色んな曲を聴いてみたい。速くてロックな曲とか特に。今後もIsletと共に活動してくれると嬉しいですし個人の展開も気になります。

 

4曲目

ナナヲアカリ 「チューリングラブ Feat. Sou」

作詞作編曲:ナユタセイジ
ポエトリー:ナナヲアカリ

収録『チューリングラブ feat.Sou / ピヨ  マンガみたいな恋人がほしい』

2020年上半期アニソン部門大(おお)アンセムと言っても過言ではないこの楽曲。
ナナヲアカリさんが遂に大(おお)バズりを果たした曲です。YouTubeの再生回数の伸びがとんでもなかったですね。現状2300万再生を超えているようです。
楽曲についてですが最早ここまで明るくてキャッチーでポップなのこのジャンルの曲の証明完了だろ...と言ったところ。
色んな人が色んなところで語っているので長々話すより他の人の感想見たほうがいいのでは?
筆者が言えることはサビの爆発力がとんでもない。MVにはダンスが付いているんでけど、そんなの無視してとにかくとんでもない動きを繰り出したくなりますね。(ごめんなさい)
絶対ライブでこれをやりたい。意地でもやりたいやるまで死ねない。

 

5曲目

ナナヲアカリ 「もしも信者」

作詞作曲:DECO*27
編曲:TeddyLoid

収録『マンガみたいな恋人がほしい』

もしも信者

もしも信者

  • ナナヲアカリ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

ナナヲアカリさんの曲を取り上げるのは2曲目ですが路線が全く違うのでヨシ!
曲について書く前にナナヲアカリさんについて思うところを書くんですが、ナナヲアカリさんは各方面(主にボカロP)から色々な曲を提供されてアーティスト活動をされています。
その提供された曲に喰われたり飲み込まれたり負けることなく全てナナヲアカリさんは自分の曲として歌いこなしてしまうんですね。
これは本当にすごい。
ナナヲアカリさんだからこそ成し得る所業だと思います。歌わされているとか歌ってみたとかそういう風にならないんです。表現力が化物過ぎる...。
歌に対しての表現力に関してはEndorfin.のボーカル、藍月なくるさんもまた別の意味で化物ですね。曲の持つ世界観の歌い上げが素晴らし過ぎる。
話を戻してナナヲアカリさんの魅力は表面上は多彩なコンポーザー陣による楽曲の数々と言えますが、実際はコンポーザー陣の楽曲を完全に歌いこなすナナヲアカリさんの表現力の高さに尽きると思います。

この曲は世間的に浸透しているナナヲアカリさんの明るいポップな曲とは違ってしっとり切ない恋愛路線の曲です。
筆者はむしろこういう路線の曲が好きなんですよね。
とにかく歌詞を検索なりして見て読んでくれとしか言いようがない。

「希望は君だった 絶望も君だった」

この歌詞がこの曲で1番刺さります。
歌詞が素晴らしいです。
ナナヲアカリさんの恋愛路線の曲では他に「ハノ」や「愛の歌なんて」とか、もしも信者と同じCDに収録されている「MISFIT」も本当にしんどくなるつらい切ない素晴らしい曲なので刺さったら聴いてほしい。MISFITは本人がライナーノーツでテーマは愛の歌なんて2(ツー)だと仰っていました。

 

前編終わり。

後編に続きます。